July 01, 2009

自宅でスリッパ

先日ある友人と話していたときに、そのお宅では家にいるときに一年中スリッパを履いていて、奥さんはダンナがスリッパを履かないでいると(つまり裸足や靴下だけの状態)、不作法だと言って怒ると聞きました。これを聞いて私はすごく驚いたのですが、一般的なことなのでしょうか。私は育った実家でも今の家でもそのような経験は無く、つまり家内もそのような苦情を私に言ったことはありません。私は冷え性ですから、冬にはホカホカの靴型になった室内履きを履きますが、夏は素足。外出するとき以外家では靴下すらはきません。私、「お育ち」が悪いのでしょうか。

そもそも「あの」スリッパは日本特有もしくはそれに近いもので(西洋文化では家でも土足ですから)、鼻緒のない足の先っぽだけカバーになっている履き物は外国人はすぐ脱げてしまって履きこなせないと聞いたことがあります。それはともかく、あれを履かないことがなぜいけないのでしょうか。たしかに旅館や医院でリノリウムや板敷きの廊下を靴下で歩くと汚れるでしょうから、靴下を雑巾代わりにしないためにスリッパを履くことは理にかなっています。しかし個人の家ならカーペット敷きは勿論、フローリングの部屋があっても、靴下の汚れなど大したことではないのではないでしょうか。

よく人様の家に行ったときに、奥様がスリッパを出して、盛んに履くことを勧めるという経験をしたことがありましたが、あれはもしかしてそういう意味だったのだろうか・・・??

そもそも不特定多数の人が履くスリッパ。水虫でもうつりそうで私は本当は厭でしょうがないのです。
それにしても家庭のルールの多様なことよ。

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June 26, 2009

沖縄本島の旅(4)

4日目。今回はじめて朝からよい天気。ベランダから臨む名護湾の風景がすばらしい。説明不要。


Sea2 Sea

チェックアウトしてまず許田の道の駅に行きました。黒糖のブロック(多量)などを購入し宅配で送りました。驚いたことにこの荷物は翌日に我が家に届きました。広島便は日に一日。届いた時間から見て福岡や大阪経由とは考えにくい。ということは我々と一緒の飛行機に乗っていた可能性がある・・・。

許田から高速道路で南下。ちょっと伊芸のサービスエリアに入り、鳴いているセミの鳴き声を確認してみると・・・なんとクロイワツクツクの鳴き声がしました(基本的に秋のセミ)。そのまま通過。家内の提案で石川のインターで降りるついでに市民の森公園に「ちょっと」寄ることにしました。秋にはクロイワツクツクが多い場所ですが、この時期にはどんなセミがいるのかいないのか気になったからです。クロイワニイニイがたくさん鳴いていました。駐車場の木にはこんなかわいい子が。


Kinobori

読谷村に向かい、前回の旅行で時間切れで行けなかったやちむんの里に行きました。私はその地域一帯に多数の窯があることを知らず、驚きました。暑くてチーーというクロイワニイニイの鳴き声だけが響いていて、何やらここだけ時間が止まっているかのような雰囲気でした。この日は夏至。歩いていても自分の影がほとんどできません。

Noborigama1 Noborigama
Noborigama0

各窯ごとにも売店があるのですが、お互いに比較できず、あらかじめお気に入りの窯があるなら別ですが、私たちのようなシロートは車で5分ほど国道58号線沿いにある共同売店の方が見やすいと思いました。この売店に併設されていた食堂で私は豆腐チャンプルーを食べました。

Chnpuru

この後、恩納村の道の駅「おんなの駅」(←平仮名で書いてあるので始め私は意味が分からなかった)に寄りました。なかなかディープな道の駅。沖縄満載です。この後は石川インターに戻って高速道路にのり、レンタカー営業所のある豊見城へ。営業所のすぐ近くにアウトレットモールがあることを見つけ、家内はお買い物。

帰りの便は定刻から5分遅れの出発。滑走路端まで来たところでフラップをパタパタ上げ下げしたと思ったら「不具合が見つかったので駐機場に戻る」とアナウンス。エンジンを切ったのでしょう、室内のエアコンも切れ温度上昇。どうも無線系統の不具合のようで、「再度携帯電話の電源を確認して下さい」と言われました。今日一日那覇泊まりか・・・と思ったり、様々に考えていたところ、不具合が解消され、念のため再確認しているとアナウンス。結局1時間遅れの出発。

途中で日が沈んでいきました。

Yuuhi

たぶんこの連載はこれでお終い。

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June 25, 2009

沖縄本島の旅(3)

3日目。窓の外は前日ほどではないけれども曇り。しかし薄日も差していておおむね良好。朝食後名護城裏の公園に行きました。クロイワニイニイと小数のニイニイゼミの声がするだけ。前日オキナワヒメハルゼミが鳴いていた展望台の脇の遊歩道を歩いたら、細いサクラの幹にオスが1頭。絶好の被写体なので写真。


Okinawahimeharu1

まだ羽化後せいぜい半日程度と見られ、やはりピークはこれからなのでしょう。今までの経験ではオキナワヒメハルゼミは本土のヒメハルゼミと異なり、朝からワンワン鳴いている印象がありましたが、やはり個体数が多くないときには鳴き始めの時刻が遅れるのかもしれません。

長居してもしょうがないので、家内のリクエストで国頭村へ。森林公園周辺に行きましたが、やはり鳴き声は皆無。それでも散策するうちに遠くでシャーという合唱が聞こえてきました。次第に近くまで伝播してきましたが、まだまだ小規模。いることはいますが、かなり少ないようです。大きな口径の白いネット(補虫網)を持った私よりもかなり年上、初老の男性が来ていました。チョウが目当てでしょうか。

国頭村の道の駅ゆいゆい国頭はいつも私のベースキャンプ的存在。ここでトイレ休憩。いつもはすぐ近くの比地大滝へも行くのですが、今回は省略。ちなみに、ここは入場が有料ですが、滝までの歩道が完備されて歩きやすく、やんばるの自然を味わうのにはよいところです。しかし白状すると滝まで行ったのは1回だけ。いつも途中でセミ撮り(撮影)に夢中になって時間切れして引き返しています。リュウキュウアブラゼミが多いところです。

さて、昼までに名護に戻り昼食。その後は八重岳に行きました。カンヒザクラの名所として有名なところで、頂上付近まで車で登れます。このサクラにクロイワニイニイが多いはずなのですが、今年は極めて少なく、鳴き声だけがするだけ。しかし丹念に見ていくと、オキナワヒメハルゼミが1頭止まっていました。

Okinawahimeharu2

やはり羽化後それほど時間が経っていないオスです。また、さかんに占有行動をしている「枯葉」が一枚。コノハチョウです。

Konoha

内側がとても美しいのですが、翅を開いてくれませんでした。

さて麓まで降りて、今帰仁(なきじん)城趾に行くことにしました。ここもいつもの定番の場所になっています。3、4年前に駐車場周辺が整備されて様相が一変。かつての長閑な感じがなくなりました。入口の管理人小屋ではネコが子猫をたくさん生んだそうで、3ヶ月ほどのネコがジャレて遊んでいました。

Nakijin1 Nakijin2

この日はこれでホテルに戻り、一休み。シャワーを浴びて1時間ほどノビていました。家内が、前日のホタルを見てみたいと言い、どうせ行くならクロイワゼミの合唱も聴こうと言うことで、6時前に早めの夕食をとり、7時過ぎに乙羽岳のポイントに行きました。相変わらずセミの鳴き移りは少なく、この日は撮影のチャンスはゼロ。ホタルの撮影も試したのですが、泥縄ではノウハウが分からず完敗。

8時過ぎに現地を後にして、最後の晩と言うことで名護のA&Wに行き、冷えたジョッキのルートビアで乾杯。この後ホテルに戻りました。結局この日は国頭に行く途中でちょっと雨が降っただけ。日を追うにつれて日の光が多くなってきました。

まだ続きます。

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June 24, 2009

沖縄本島の旅(2)

*沖縄本島の旅(1)に識名園の写真を追加しました。
*前回(07年)の沖縄本島の旅の連載(全4回)はこちらから。
*昨年の石垣島の旅の連載(全6回)はこちらから。

さて、2日目。カーテンを開けるとどんよりと曇っています。ベランダの手すりが濡れているので雨が降っていることが分かります。天気に関係ないところに行くことがよいというわけで、朝食後は本部(もとぶ)の美ら海水族館へ行くことにしました。ホテルを出る頃には雨はあがっていました。名護から本部への道すがら、コンビニをはじめとしてあちらこちらでディスカウントチケットを入手できるのですが、今回はダイビングショップで購入。後で分かったことですが、値引率はすべて同じということではないようで、許田の道の駅で買うのがお得のようです。

さて、美ら海水族館ですが、もはやわが沖縄旅行の定番になっていて、多分今回で5回目だろうと思います。入口のところで今だけの特別展示として、サンゴの幼生を見せてもらいました。「動くサンゴ」を見られるのはこの時期しか無く、興味深いものでした。今回は細かい展示を見ることには時間をかけずに、この後はまっすぐに大水槽の前に行きました。ぼーっとして眺めているだけでもよいし、写真をねらうのもよいし、時間が経つのを忘れてしまいます。

Churaumi09

水族館を出るともうお昼近く。海洋博公園内の売店でTシャツなどを買った後に、本部の琉球料理店に入り昼食。昼食後は乙羽岳頂上付近の森林公園に行きました。しかし・・・セミの鳴き声は皆無。この時期は例年だとオキナワヒメハルゼミの鳴き声であふれているはずなのですが。駐車場の脇にゲットウ(月桃)の花が咲いていたので一枚。葉の感じがミョウガに似ているなと思ったのですが(実家の周辺は昔ミョウガの産地だった)、調べてみたら同じショウガ科の植物で近縁なのですね。

Gettou

近くに(山の中なのになんと)喫茶店ができていたので、コーヒーを飲みながらセミの鳴き出すのを待ってみたのですが、ダメ。この店の脇で咲いていたのがこの青い花。(シコンノボタンだそうです。tsushimaさんにご教示頂きました。ありがとうございました。)

Flower

諦めて今度は名護城趾裏の公園に行ってみました。しばらくすると見晴台周辺のシイの林でオキナワヒメハルゼミの合唱が起き、どうやらいることは分かりましたが長続きしないようでした。どうも今年は発生が大幅に遅れているように感じます。

スーパーと地元JAのお店に寄ってひとまずホテルに。家内だけを降ろして再び乙羽岳のクロイワゼミのポイントに。録音と撮影を狙いましたが、この日もあまりセミは姿を現さず、休息のため葉裏に止まったところを撮った写真(トリミング)がこれ。全身緑の小さなセミです:

Kuroiwazemi

夜8時頃、合唱が終わって静けさが戻り暗くなってきたとき、あたりに点滅する光がいくつか。ホタル!すぐ近くの御嶽(うたき)の入口にいくつものホタルが光るさまは、このようなホタルがいる場所ゆえに御嶽があると思ってしまうほど。飛んでいるホタルを手に取ると、ゲンジボタルやヘイケボタルよりも遙かに小さく、5ミリほどでしたが、光はかなり強いもので、恐らくオキナワスジボタルかクロイワボタルではないかと思いますが、よくわかりません。アカショウビンの鳴き声がしていました。

8時20分頃にホテルに戻り、シャワーを浴びてからホテル内のレストランで夕食。なんと和食か洋食のコース料理で、かなり豪華。この食事が毎日ついているとはかなりお得なツアーだと思いましたが、なにも沖縄でステーキやヤマトンチュ(大和人)の料理を食べなくてもよいわけです。

食後は部屋でスーパーで買ってきたルートビアを飲みました。

まだ続く!

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June 23, 2009

沖縄本島の旅(1)

前回の沖縄本島への旅(連載)はこちら。

休暇+週末の休みを使って、沖縄本島へ行ってきました。今年は当初の予報に反して梅雨明けが遅れて、一週間前には大雨。しかし幸い4日間ホテルに缶詰ということはなく、十分に楽しめました。

今回は締め切り直前の格安ツアーに空きがあることを見つけて、急遽決断したのですが、家内の条件は「セミは二の次」。沖縄に行けるのならどんな(?)条件でも飲みますし、セミ撮り(録り・採り)も向こうへ行ってしまえば何とかなるでしょう。

初日は5時起きして空港へ。8時過ぎの便で10時過ぎに那覇到着。レンタカーの営業所が移転し、空港から送迎バスで30分近くかかる場所。他社の営業所も軒を連ねて、この一角だけレンタカーのために開発したような場所でした。ただ、それだけにかなり広いスペースで、車の数も多い。

事前に家内が調べて目星をつけた南風原(はえばる)の有機野菜のお店でまず昼食。その後、まだ行ったことがなかった識名園に行きました。琉球王家の別邸です。園内は日本庭園風でありながら、建物は沖縄風。中国風でもあり、18世紀末に造られたためか、どこか西洋風でもあるという感じですが、それらは見事に調和していて、落ち着いています。

Shikinaen

雨が降ってきて、雷鳴もしていましたが、晴れ間も出てきて「狐の嫁入り」。日が差してきたら、庭園のあちらこちらからリュウキュウアブラゼミの鳴き声がしてきました。当初あまり広くないのかなと思った園内ですが、池の向こう側にかなり広い林が広がっていました。園内のソテツのまわりには小さなシジミチョウがたくさんいました。これが噂のソテツシジミだろう(正確にはクロマダラソテツシジミ)と想像がつきましたが、旅行中ありとあらゆる場所のソテツの周りを飛んでいましたから、かなりの発生数なのでしょう。数年前まで迷蝶として珍しいチョウだったそうですが、最近では本州でも発生しているそうで、いきなりヤマトシジミ並の普通種になったということでしょうか。

Sotetsushijimi


駐車場に戻る頃にはすっかり晴れていました。次に中城城趾に向かいました。途中高速道路の中城パーキングエリアでトイレ休憩。実はいつもならこのパーキングにもセミがいるのですが・・・、今年はリュウキュウアブラゼミが数頭。クロイワニイニイは鳴き声はするものの姿を見ることはできませんでした。

中城城趾はなかなか立派な石垣があります。周囲は木も多く、リュウキュウアブラゼミやクロイワニイニイが鳴いていました。ここでこれらを撮影&録音。平日ということで人も少なく、助かりました。

Nakagusuku


ついでということでもないのですが、城つながりでやはり勝連城も見ておきたくなりました。何度見ても荒々しいお城です。(前回の訪問の記録はこちら)小高い山の上にあるため眺めも非常によいところです。

Katsuren09 Katsuren209

城見物の後は名護へ。5時頃にホテルにチェックインし、荷物を置いて6時頃再び出発。乙羽岳の某所でクロイワゼミの観察。7時前からチュッチュッ!という鳴き声が多くなり、7時20分を過ぎる頃からはピーク。頭上で鳴いていたセミの録音をしました。

この後はおきまりの名護曲へ。見かけは怪しい店ですが、味は申し分ありません。

実は今回のツアーは全夕食付きというもの。しかし、初日はこれを辞退して名護曲に行きました。

続く

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June 17, 2009

マルチタッチトラックパッド

2年半ぶりにパソコン使用機を変えました(Apple MacBook Pro 17")。今度の機種にはいろいろ特徴がありますが、基本性能や筐体構造を別として、使い始めて一番違うことは、トラックパッド。

Macbook

手前にクリックボタンが無いのです。種明かしをすれば、これはパッドと一体になっているだけで、パッドの手前部分は押せば沈み込んでボタンになっています。しかし、このトラックパッドは、複数の指を使った操作に対応しているのです。2年半前に購入した機種でも2本指の同時タップによる「メニュー表示」、2本指のスクロール機能がありましたが、これはさらに進化して親指と人差し指を使ってパッド上で「広げる」ような操作をすると画面表示が文字ごと拡大したり(ピンチオープン/クローズ)、親指と人差し指を置いて回転させる動きをすると画像を回転させることができます。さらにウェブを見ていて、3本指でパッド上を横に掃く操作(スワイプ)すると前画面/次画面に移動させることができます。これらのいくつかはiPod Touch/iPhoneでおなじみの操作方法です。

まだまだ私自身マスターしていないのですが、慣れてしまうと止められなくなる機能(しかも自然な操作で、ショートカットのように覚える必要がない)で、使っているうちに気づいたことは、ほとんどクリックボタン操作をしないことです。ポチンと音を立ててクリック操作をする必要がどんどん少なくなっています。恐らく今後完全に不要になるのではないでしょうか。今までトラックパッドが苦手でわざわざ外付けのマウスを持って歩いていた人もいましたが、これらの機能はマウスで実現することは不可能です。どうやらマウスの「お先」も見えてきたという気もします。アップルという会社は3.5インチフロッピーをいち早く採用したり、逆に見切ったりした会社です。今後クリックボタンを排除することもありえるのはないでしょうか。いや、外見上はすでに排除したという方が正しいのかもしれませんが、少なくともクリックを全くせずにすべての操作することは私にはできません。

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June 16, 2009

セミ採りの経験

キャンパス周辺の環境に関する全学部向けの一般教養科目の1コマを担当することになって、昨日授業を行いました。そこでセミ採りの経験を聞いてみましたところ、意外に多いことに驚きました。男子学生の9割近く、女子学生でも6割以上の人が「セミ採り」の経験があると答えたのです。最近の子供たちは虫採りをしなくなったと聞いていたので、かなり驚きました。女子学生の場合は、お父さんと一緒に採ったり、子供の時にお兄さんの採集にくっついていってセミ採りした人が多いようですが、中にはセミ採りが大好きという人もいました。前にも書いたような気もしますが、セミ採りは日本に特有の子供の遊びで、文化みたいなものだと思っています。

たまにはセミの話で授業するのは楽しいものです。

*この部屋常連の女性陣が「セミ採り経験無し」とは思えません。

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June 15, 2009

かきつばた

すっかりご無沙汰してしまいましたが、主にネタ不足が原因です。
昨日、北広島町の八幡高原(湿原)にカキツバタを見に行ってきました。


Kakitsubata1 Kakitsubata2

カキツバタというと伊勢物語に出てくる「かきつばた」の各文字を各句の頭に詠み込んだ在原業平の和歌を思い出します。歌自体まで諳んじていなかったのですが、

    からころも きつつなれにし つましあれば
          はるばるきぬる たびをしぞおもう

ということのようです。学生時代に友人がこれに倣って、各句の頭をつないで読むと、ある女子学生への想いになっている和歌を年賀状に書いて私によこしたことがありました。私に見せてどうする?

ところで八幡高原はカッコウやホトトギスの鳴き声が響き、アカマツ林からは日が差すとハルゼミの合唱が聞こえてきました。すぐ近くの臥龍山に上るとエゾハルゼミの鳴き声も聞こえましたが、まだピークはこれからのようです。

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May 26, 2009

音の風景

今日もよい天気。私の仕事部屋の窓の外からはこんな音が聞こえてきました。さかんに誘っているように聞こえるのですが、仕事、仕事。夏バテから回復したようで、絶好調。ちょうどピークの様です。

*この録音(ハルゼミの合唱)は広島県三次市で昨日録音したものです。

*録音を無断で転載したり、コピーしたりすることを禁じます。

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May 23, 2009

ヘッドホンの驚き

私はiPodなどの携帯オーディオを楽しむときに、あまりヘッドホンの音質にこだわることはしてきませんでした。かつてオーディオに凝ったことがあったのにもかかわらず、です。それは携帯オーディオ自体に期待していなかったこともありますし、いい音で聞くなら改めて別の環境で聞けばよい、今は純粋に‘音楽’を聴ければよい、という割り切りをしていたからでもあります。

ところで先日家内が電子ピアノ用にヘッドホンを買ったのですが、試しにそれを自分のiPodにつないで聞いてみました。そのヘッドホンはメーカー希望価格が4千円台という安いもので、いわゆるイヤホン型のものではなく、オーソドックスなオーバーヘッドバンドタイプのものでしたが、一聴して普段使っているイヤホン型のもの(これもiPod付属のものではなく、3〜4千円台のイヤホンタイプ・カナル型のもの)を遙かに超える音だと思いました。やはり大きさによる設計の自由度や余裕があるのでしょうか。低音が豊かで、(周波数に対して)フラットな感じで次元が違う様に感じたのです。

久しぶりにこのような違いを見せつけられて、私のオーディオ熱に火がつき、昨日出張の帰りに横浜の電気店でiPod用イヤホンタイプをいくつか試聴してみました。メーカーによる違いを聞き、次に気に入ったメーカーのものを安いものから上位機へと聞き比べたのですが、結局オーディオテクニカ製のものが最も自分の好みに合うことが分かりました。ほぼ買う機種を決め、念のためにと、もう一つ上位の機種を聞いたのは失敗でした。さらに次元の違う音がしたのです。私が決めかけていた機種は、聴感上基本的にほぼフラットな周波数特性で嫌みがない程度に低音と高音をやや持ち上げてアクセントにしている感じで、とても好ましい感じがしたのですが、最後に聞いた機種は全くのフラットな周波数特性で、最高域、最低域までかなり延び(低音はやや量感不足に感じるものの)、解像度も高いことが一聴して分かるほどだったのです。サービスポイントがたまっていたことをよいことに、予算をはるかにオーバーしたその機種を買ってしまったのでした。

羽田空港の搭乗口ゲートから少し離れたすいていた待合室に着いたのが出発時刻の1時間半前。時間がありすぎるので、早速買ったばかりのヘッドホンを使って音楽を聴き始めました。今まで聞いていた音は何だったのだろうかというようなリアルな音と音楽に感動しながら、iPhoneでメールを読んだり送ったりしていたのですが・・・。聞いていた音楽はマーラーの「復活」。音楽は終楽章に突入。気づいたらもうすぐ合唱が入るところ。待てよ。1時間半ちかくかかる曲のこんな部分を聴いているとは!?全く外部の音が聞こえないこのヘッドホン。音楽に集中できるのはよいのですが、今自分の置かれている状況を忘れるのです。ハッと我に返り気づいたときは出発時刻の7分前。しかもゲートは数百メートルの場所。ほとんどの乗客はすでに乗り込み、待合室は人もまばら。あやうく乗り遅れるところでした。

*購入した機種はオーディオテクニカATH-CK9です。

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