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November 14, 2004

Nov. 14, 2004

「役不足」のはなし。言葉の変化は動物の進化と同じで常に起こっているので、仕方がないのですが(そういう割によく文句を言っているけれども)、同時代に本来の意味と正反対の意味に誤用されると、混乱をします。その意味で「役不足」は困りものです。

たとえば○○さんがある仕事をするというときに、「○○さんには役不足」と言ったら、どうでしょう。面と向かって言ったら失礼だと思いますか?実は褒め言葉にはなっても決して失礼ではないのですね。○○さんがするには小さすぎる仕事だ、の意味です。○○さんの器量>仕事です。ところが、現在では「役不足」は「この仕事をするにはアイツでは物足りない」の意味に誤用されているのです。つまり○○さんの器量<仕事。したがって、うっかり使うと誤解を招き、褒めたつもりが相手を怒らせかねないのです。このように正反対の意味に誤用されるのは、言葉そのものの使用を禁止することになりかねません。その点、否定語を伴わない「全然」などの使い方などかわいいものです。

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