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May 11, 2005

2005オーストリア紀行2

4月30日:
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明らかに熱っぽく、体温を測ると38度。軽く朝食を食べる。母と家内の旅支度を待つ間に、庭の花の写真を数枚撮る。_4300960
「‘カメラ小僧’している位だから大丈夫」と家内。6時前に三人で出発。あらかじめ夫婦二人のスーツケースは成田宛てに送ってあり、母のもの一つと手荷物だけなのでそれほど辛くはない。大通りまで行ってタクシーを拾い、京成上野駅まで。スカイライナーの始発は6時半。余裕を持って間に合った。一週間前にインターネットでスカイライナーの切符を予約しようとしたら満席。ただしそこに、「旅行業者に頼めば予約可能かもしれない」旨の表示があったので、東広島のツーリーストで聞いてみたところ「京成スカイライナーって何ですか?聞いたことがない」という返事(おいおい!)。まぁ気を取り直して説明すると端末をカチャカチャして、予約可能。実際に行ってみると喫煙席だったのだが、贅沢は言えない。

一時間ほどで第二ターミナル着。さすがにGWだけあって、出発ロビーはすごい人だ。宅配業者のカウンターでスーツケースを受け取りチェックイン。知らずにビジネスクラスのカウンターに並んでいたところ、係員が近づき、「お客様はビジネスクラスですか?」と聞いてきた。ビジネスクラスの客にしては貧乏そうだったのだろう。出発までは1時間半ほどある。薬局に行って体温計を買う。早速検温させられる。だるくて歩くのは苦痛。早めにパスポート・チェックを受けることにして行列に。手荷物検査だけで20分位並ぶ。その後にパスポート・チェック。搭乗口の待合室に言って休憩。座っている分にはなんとかなる。

10時頃に搭乗。ここでもパスポートのチェック。オーストリア航空(OS)の機内は赤と白に統一されていて相変わらずセンスがよい。(写真左:搭乗機)OS客室乗務員の制服も赤で、品がよい。全日空(ANA)との共同運行便ということで、以前はANAの客室乗務員が何人か同乗して、ANAの制服を着ていたが、今回は日本人の乗務員を含め全員OSの制服だ。恐らく逆に全日空の機材を使う共同運行便は全員ANAの客室乗務員なのだろう。

定刻に出発。機内のオーディオ・サービスは、OSが断然よい・・・はずだった。クラシックのチャンネルだけで3つあったのだが、今回乗った飛行機はオーディオの調子が悪く(実はビジュアルも)、クラシックはほとんど使えない。iPodを持ってきてよかった。食欲だけは落ちていないので、機内食は楽しみだ。10年前にOSに乗ったときに、‘fish or meat?’と聞かれて、‘meat’を選択。しかし、何とその‘fish’とは鰻だったのだ。確かにfishには違いがないが、鰻は鰻と言ってくれないと。そして今回もまさにfishとは鰻。しかし前回と異なり、日本人乗務員が「鰻」と言ってしまったから・・・私の前で「品切れ」。母は近年コレステロールを心配して鰻は食べないし、私が先日友人と鰻の蒲焼きを食べたことを聞いて、「食べるな」と電話までしてくるというのに、「美味しいわよ」とか何とか言いながら平気な顔で鰻を食っている。いつかOSの鰻を食ってやる。(写真右:meatの方の機内食)meat


現在は夏時間なので時差は7時間。10時半に出発し、到着は現地の午後3時半だ。12時間乗っているわけだが、母は早くも飽きた様子。日本時間のままの時計を見て、「今午後1時半だからあと2時間ね」。あのー、9時間なんですけど。

熱があるというので、数時間おきに検温させられる。ごそごそ脇を開けるのも変なので、舌下で測るが、これも他人からみると十分変だろう。咳でもゴホンとしているふりをして口から飛び出た体温計を拳で隠して測る。ちっとも下がらないし脚はだるい。あまり映画を見る気もおこらないが、米国版の‘Shall we dance?’をやっている。ビデオ装置の調子も悪く、画面は筋が何本も入っているし、音声も英語チャンネルでフランス語吹き替えになったり、そうかと思うといきなり日本語になったり、めちゃくちゃ。それでも途中から画像だけは何とかみられるようになったので、音声抜きで見る。ストーリーはオリジナルの日本語版で知っているからこれで十分だ。うわさ通りかなり日本語版に忠実でマイナス点は少ないが、プラスになる部分は無い。つまり役者が好きなら別だが、日本語バージョンを見ていればよいということ。楽しみはどこが違うかをチェックすること位だ。

ヴィーン着後円をユーロに換金してから空港正面のリムジンバス乗り場へ。以前はヴィーン・ミッテ(中央駅)にあるヒルトン・ホテル前のターミナル行きだったのに、空港とミッテを結ぶ高速鉄道が開通した影響か、バスの行き先はシュヴェーデン・プラッツ(広場)行きになっている。この方が市の中心にやや近く便利だ。しかし到着したシュヴェーデン・プラッツのバス停は分かりにくいところだ。知らなければ逆に空港行きに乗るとき慌てそうだ。

地下鉄の8日間有効切符を買ってカールス・プラッツへ出る。この8日間有効切符は複数の人で8枚つづりとして使うこともできて便利だ。勿論市内なら市電でもバスでも使える。カールス・プラッツから三人でガラガラ荷物を引きずってホテルを探す。あらかじめインターネットでダウンロードしていた案内地図を見ていくが、ホテルがあるべきはずの場所にない。結局地図がいいかげんで、住所を頼りにした方が賢明だろうとの判断でようやくたどりつく。市電の停留所に近く一度分かってしまえば便利なところだ。チェックインして一休み。私には食事に行く元気しか残っていない。熱は相変わらず38度前後。

食事のために市電でオペラ前まで行き、ケルントナー通りに出て、行きつけのレストランに入る。と言ってもそこはカフェテリアスタイルで自分の好きな料理や飲み物を取ってレジで支払うというもの。込み入った料理をメニューから理解できない時にはうってつけの場所だ。特に食欲が無いときにはここに限る。

食後やや元気が出たのでケルントナー通りをシュテファン大聖堂の前までそぞろ歩き。オペラの前まで戻って市電でホテルに帰る。フロントでヴィーン在住のピアニストSさんから電話があった旨の連絡を受ける。母の再従姉妹で福岡出身。福岡でリサイタルをされたときには当時熊本にいた私たち夫婦は招待していただいたが、帰りのバスの時間が迫っていて御本人にお会いすることができずじまいになり、母以外はまだ直接お目にかかったことがない。今回はあらかじめ葉書でオーストリア訪問の連絡をしていたのだ。

部屋に帰ってしばらくするとSさんから電話があり、翌日にブルク劇場の前で落ちあい、食事をすることにする。歩いて汗をかいたせいか熱はやや下がり37度台になる。シャワーを浴びてベッドに潜り込む。もう残りの二人のことをかまう余裕は残っていない。Zzzzzzz
(続く)

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