Sep. 27, 2005
すっかり御無沙汰してしまいました。気がつけば9月も終わりに近く、秋の気配が濃厚です。ここ東広島市/広島県では一日の最低気温が10度近くまで下がるようになってきました。この季節になると、私は毎年心の中に大きな空洞ができ、そこはかとなく物悲しい気分になります。これはあの冬(=死)がすぐそこまで近づいていることを否応無しに意識させられるからです。私が秋を嫌う理由は、葉が色づき落ちるということに象徴される「死」を想起させる事象が嫌なのと、夏の喧騒の過ぎたあとの静寂に空虚を感じるからということです。
死は打ち寄せて返される波が如くに退きますが、いつの日か必ず勝利するのです。これが「四季」というものです。古来多くの人が四季のうつろいを感じ、その感覚をさまざまな芸術に昇華してきたのも、四季を人間の一生になぞらえたということではないかと思います。あと何回春を迎えることができるのか、何びともその可能性は年を経る度に確実に減少していきます。早くも桜の季節が待ち遠しい。そんな今日この頃です。

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