非常に稀なことが起こる、ということは人生の中で時々経験するものですが、ここまでとなると驚嘆するしかありませんでした。
私用があって、昨夜最終便で上京したのですが、夜10時過ぎに羽田空港第二ターミナル駅で私が乗ったモノレールが第一ターミナル駅に入ったとき、ホームに並んで電車待ちをする人の中に、著名な昆虫写真家U野氏に似た方がいるのが見えたのです。しかし走る車中からの一瞬のことで確証もなく、わざわざ席を立って人混みをかき分け後ろの連結車両まで行くことはしませんでした。浜松町で降りたホームでちょっと探したのですが分からず、そのまま改札を出ました。ここで飲み物が欲しくなって、駅構内のコンビニに寄って店の外に出ると、コンビニ前の通路をまさにU野氏がこちらにいらっしゃったのです。以前からメールなどではお世話になったことがあったのですが、お目にかかる機会がなく、昨日も初対面の御挨拶をし一言二言お話ししただけでしたが、前々から一度お目にかかりたかった方でしたので、とても嬉しく思いました。
さて、今日は午前中用事を済ませ渋谷で昼食を取ったあと、丸の内の丸善に寄ってから秋葉原のヨドバシカメラに行くことにしました。不思議と今日もまた誰かに出会うような気(予感)が強くしたのですが、全く理由もなく「写真家のI崎さんに会ったりしてね」位の気持ちがしながら、山手線のホームへ階段を登りました。すでに電車が入っていましたが、駆け込んでまでして乗り込むことはしないでいいな、と思いながらホームに出たのですが、まだドアは開いています。そこでポンと乗り込んで空いている席を探して座ったのです。
間もなく電車は走り出し、何気なく前の席を見ると・・・私の真正面に先ほど「偶然会ったりして」、と思った当の写真家Iさん(キーワードは「フォトモ」。街角での昆虫写真でも有名)にソックリな人が座っていました。よく似ている、しかしそこまでの偶然はないだろうと思ったのですが、その人が読んでいる本の題名に「ファーブル」とあるのを見て、これは本物と気づき、声をかけてお話ししました。お目にかかったのは昨年の2コマ写真展以来でしたがついつい話し込んでしまい、Iさんは目的地を乗り越してしまいました。
広い東京で24時間に満たない時間に偶然が重なったこと、特にIさんとは同じ時間の電車に乗り合わせるだけでも不思議なのに、同じ車両の、それも真ん前の席に乗り合わせる偶然には唖然とするほかありませんでした。今日ばかりは、どんな偶然が起こっても驚かないと思ったものです。宝くじを買った方がよかったかもしれません。
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