グスク歴訪の旅(1)
今月一杯が‘有効期間’の三日間の夏期休暇を使っていなかったのと、二人分のマイレージが残っていたので、家内と3泊4日で沖繩本島に行ってきました。勝連、座喜味、今帰仁(なきじん)、名護のグスクを訪ねる旅でしたが、勿論セミもあり。この間ずっと名護に宿を取って、那覇は素通りでした。中城(なかぐすく)に寄らなかったのは・・・この季節、たぶんセミがいないからです(7月にはたくさんのリュウキュウアブラゼミやクロイワニイニイがいます)。本土のお城とは全くイメージが異る沖繩の城(グスク)。訪れるのも実はこれが初めてではなく、勝連、座喜味のグスクは三年ぶり2回目。その他は数えきれません。
ちなみに、ちょっと意外に思われるかもしれませんが、この時期沖繩本島中南部にはほとんどセミがいません。東京の方がよほど、いやはるかにセミの鳴き声が聞けるのです。あえてこの連載ではセミの写真は載せないことにします。
19日朝10時に那覇空港に到着。すぐにレンタカー屋のバスで営業所に向い、手続きをして出発。途中首里城にほど近い82号線沿いのTANTOというレストランで早めの昼食。ここは以前偶然見つけて入ったお店。雰囲気がよかったので再訪です。
昼食後は勝連城に行きました。途中予想通りセミの鳴き声は皆無でしたが、城に着くと、周囲では懐かしいあの独特のゆったりとしたクロイワツクツク*)の合唱が聞こえていました。いかにも城跡という荒々しさがあって、他のグスクとは違う雰囲気があります。
城跡を見学した後は、セミの観察と撮影。クロイワツクツクはたくさん木にとまって鳴いていましたが、木々を見ているとリュウキュウアブラゼミを何匹も見つけました。しかもオスが複数いたのにはちょっとビックリしました。この時期、鳴き声を聞くことはありましたがメスが多く、いきなりオスに出くわすとは思いませんでした。
この後、うるま市(旧、石川市)に行って近くの公園のセミ観察スポットに寄ってから高速に入り、名護に向いました。石川インター周辺というと、いつもならばクロイワツクツクの大合唱が聞かれるのですが、この日はほとんど鳴いていませんでした。
高速道を北上すると、道路脇の林から「カンカンカン・・・」というオオシマゼミの鳴き声が聞こえてくるはずだったのですが、全く鳴き声はなく、そのまま終点の許田のインターまで到着。名護に入ってからもほとんどセミの鳴き声はありませんでした。ホテルにチェックインする前に名護城跡に寄りましたが、クロイワツクツクの鳴き声がするだけで、オオシマゼミの声はほとんどしません。城跡には現在は拝所があるだけですが、直下のお社から上ではやはり少数のクロイワツクツクとリュウキュウアブラゼミの鳴き声がし、オオシマゼミは一匹鳴いていただけでした。例年ですと9月終わりになればオオシマゼミの大合唱が聞けるのですが、姿すら見られずじまい。大幅に遅れているように感じました。
ホテルにチェックインしてシャワーを浴び、着替えてから夕食にレストラン「名護曲」に行きました。名護に行ったら、少なくとも数回は行く店です。このあとA&Wに行ってルートビアを飲む予定だったのですが、お腹が一杯になって、飲めそうになくなってしまったので、代わりにスーパーに寄ってさんぴん茶を買うついでに缶入りルートビアを買ってホテルで飲むことにしました。ホテルに帰り、一風呂浴びた後に飲んだルートビアは格別でした。
*)クロイワツクツクは本土のツクツクボウシの近縁種。外見もよく似ていますが、鳴き声は似ても似つかぬものです。詳しくはこちら。オオシマゼミもツクツクボウシの近縁種です。



Comments
こんにちは。沖繩の城は結構セミのポイントにもなっているので、私としては二重の楽しみがあるわけです。
Posted by: Zikade(家主) | September 24, 2007 at 05:08 PM
こんにちは。ブログの更新が無かったので、どこかへ旅行でもされているのかと思っていましたが、そのとおりでしたね。ぼくはグスクにはあまり興味もありませんし、石垣島に住んでいて沖縄本島に住んでいたわけではないので、その間には一度もグスクには行きませんでした。その昔、沖縄県の農業試験場が首里にあった頃、そこに3か月ほど居候していたことがあるのですが、そのときに座喜味のグスクには連れて行ってもらいました。読谷の飛行場のサトウキビ畑で害虫を調査していたのですが、すぐ近くだったものですから。そこで見た虫で記憶に残っているのはヒメカマキリだけです。石垣島にもいることになっていますが、7年間の石垣島生活では一度も見たことがありませんでした。
Posted by: Ohrwurm | September 23, 2007 at 08:31 PM