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December 10, 2007

セミに関する話題2つ

話が前後しましたが、首都圏に出張したのは埼玉大学のH先生を訪問し、日本セミの会の談話会に出席するのが主目的でした。今年の出席者は少なく、H研究室の学生さん達を除けば、13名。その中で私が注目した発表を紹介しますと、それは埼玉県にお住まいのH田さんの「セミに寄生するハエ」の研究。昨年も発表を聞きましたが、今年もさらに研究は進展したようです。セミに寄生するハエは古くから知られていましたが、その正体はいまだに不明です。近い将来に生態を含め、解明されることを期待しています。かなり根気のいる研究で、ハエを羽化させることが難しいらしいのですが、とてもよいところに着眼した研究だと思っています。

寄生というと何か特殊な感じがしますが、私はどうも多くの生き物にとって寄生はごく普通のことで、むしろそこから進化してきた、という印象を持っています。

今年はH研究室は改築中の仮住まいということで研究室で2次会が開けず、有志だけで近くのファミリーレストランで夕食をとりながらセミ談義をするに留まりました。その意味ではやや寂しい談話会でした。

余談ですが、広島への帰りに羽田空港の搭乗口付近のロビーで搭乗を待っていたときに、どこからかセミの鳴き声(エゾゼミのような持続音)がしてくることに気づきました。この季節にセミがいるわけもなく、まして空港ロビーにいるわけがないので、何かの機械音がセミの鳴き声に似ているだろうと思っていたのですが、あまりに似ていますし、そんな音を発する機械も見当たりません。なんだろうか?と思いながら、搭乗の列に並んで行列が進んでいくと、ロビーにあるテレビから音が出ていることに気づきました。「鉄腕dash」という番組です。dash村という番組内の村でのロケで周辺のセミの鳴き声が入っているのです。そういえば数年前にこの番組のテレビ局から、dash村のセミの種名の問い合わせがあったことを思い出しました。エゾゼミです。

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