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April 2008

April 28, 2008

ガラス細工

今年もハルゼミのシーズンになりました。早くも遅くもなく例年通りだと思います。写真は昨夜撮ったハルゼミのメス。ハルゼミに限りませんが翅が伸びたこの時が一番美しいときです(この写真はいま一つのできですが、御容赦ください)。今日は出勤途中にハルゼミの鳴き声も聞きました。マツ林から聞こえてくるダミ声は何とも暖かな春を思わせ、気怠く眠気を誘います。本州では梅雨入りまでのこの時期が一年で最もよい季節かもしれません。

寒い西条は、今でもまだ快晴の日の朝の最低気温は+3度ほど。こういう時は夜の9時過ぎになると10℃以下まで下がるのですが、一桁の気温では恐らく羽化は苦しいでしょう。羽化の観察に行くときには、気温の予報を調べてから行くようにしています。

これから6月中旬頃まで、広島のマツ林は賑やかになります。

Haruzemimesu_2

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April 23, 2008

ツツジ

寡聞にして、私は広島に来るまでツツジというものは花壇や道路沿いに整然と植えられているものだと思い込んでいました。勿論九州で言えば阿蘇や九重に行けばミヤマキリシマが咲くことはよく知っていましたが、それらは山に出かけないと見られない例外的なもので、ツツジといえば園芸として植栽されているものだと思っていたのです。

ですから広島に越してきた10月初めに、キャンパス周辺ではチッチゼミが盛んに鳴いていましたが、このセミが産卵するというツツジ類が一体どこにあるのか分かりませんでしたし、当初は道路沿いに植えられているツツジに飛来するのだろうかとさえ思ったのです。

しかしこの疑問は翌年の春、一斉にミツバツツジが咲き出したときに解決しました。まさに山という山、林という林、林間至るところでピンクの可憐な花が咲き、山々が薄化粧するさまは、ほとんど園芸種のツツジしか知らなかった私には驚きを通り越した感動を与えてくれたものです。花壇の園芸種も嫌いではありませんが、里山の自然の中で咲くツツジは見事なものです。

恐らくほとんどの方がイメージする、ピンクから赤い花の咲くツツジの他に、ツツジには下向きで乳白色のスズランのような壺状の花が房のようになって咲く仲間があります。ドウダンツツジが典型ですが、アセビ(馬酔木)、ネジキ(捩木)もこの仲間で、広島ではこのグループも多く、結局、春になりサクラが終わる頃になると、両方のグループのツツジの競演ということになります。

今年もミツバツツジが満開の季節を迎えました。(写真はコバノミツバツツジ)


Mitsubatsutsuji1Mitsubatsutsuji2

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April 12, 2008

ブラームスはお好き?

よくは知らないのですが、現代の指揮者にとって、ブラームスの交響曲を避けて通ることは難しいだろうと思います。カルロス・クライバーのように気に入った曲だけを振る指揮者もいましたが、彼にしても国際的に有名になる前は、残されたCD録音として知られているような曲だけを振っていたわけではないのかもしれません。特に、第一交響曲はクラシック入門者にも人気の曲ですから、普通繰り返しコンサートプログラムに取り上げるのではないかと想像します。

久しぶりに国際マーラー協会のサイトを見てみたら、マーラーが指揮したすべてのコンサートのプログラムがリストになって掲載されていました。今とはコンサートのありようもずいぶん異ったでしょうから、単純に比較はできませんが、当時作曲家というよりも指揮者として著名だった彼のプログラムを見ていると飽きません。そこで気づいたのは、ブラームスを振った回数が少ないこと。このリストを信じる限り、第一交響曲を初めて振ったのは亡くなる半年前米国で。第二交響曲は生涯に1回しか取り上げていません。一番多く振ったのが第三交響曲ですが、それでも生涯に6回。第4交響曲は1回も振っていません。あまりブラームスを買っていなかったと言われるマーラーですが、こんなところにも表れているのかもしれません。

自作の交響曲を振った回数はさすがに多いのですが、第二交響曲、第四交響曲より第三交響曲を振った回数が多いのも意外です。モーツァルト好きだったそうですが、交響曲で振ったものは40番と41番だけということになっています。他に「シェラザード」を振ったなんていう記録もあって、見ているだけで飽きません。

なお、このマーラー協会のページには、彼が指揮したシーズンの宮廷歌劇場の全演目の記録もあります。合わせて彼がどんなオペラを振ったのかがわかります。

ところで、国際マーラー協会は現在事情があってオーストリア政府からのバックアップがないようで、財政的に厳しいとのことです。2010年と2011年は2年続きのanniversary(生誕150年、没後100年)ですし、マーラー全集の改訂や出版も続いています。マーラーの音楽に出会え大きな喜びを与えられた私は少しでも恩返しをと思い、数年前から会員になっています。会費は年に25ユーロです。もしも入会御希望の方はこちらをご覧下さい。

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April 03, 2008

新聞を読むこと

私は昔から新聞を読むのが好きで、このブログでも新聞報道からのネタがかなり多いのもそのためです。しかし、若い人を中心にして新聞を全く読まない人も多いようです。かつて研究室にいた学生も「ニュースはTVとネットで見れば十分」と言っていました。何か違和感を感じながら「読んだ方がいい」と言っていたのですが、今さらながらよく考えると、自分でも新聞記事で一番面白いと思っているのは、トップ記事ではなく、いわゆる三面記事というのでしょうか、雑多な出来事の記事や趣味性の強い紹介記事なのかもしれません。ここで取り上げた、エキストリームアイロンの記事、欧米人が皿洗いのときにすすがないという記事がその代表です。

一面に載るような大ニュース、そしてニュースの「裏側」というのも大事なことは勿論ですが、絶対にテレビのニュース番組で取り上げられないような記事を見つけることが、新聞を読む面白さの一つであるように思います。

また、新聞はインターネットのニュースで代用できないと思っています。それは新聞大の巨大ディスプレーができて、新聞をまるまる一つの画面に表示し、めくることができれば別ですが、たとえ新聞に掲載されているすべての記事がインターネットのページにも掲載されていたとしても、一つずつクリックして開けるという動作が必要なために、一瞥して見出しから記事内容を読み取ることできないからです。新聞を読まない人は、新聞を読むとは、隅から隅まで読むことだと勘違いしているのかもしれませんが、私はこの「一瞥法」で読み、気になった記事だけを拾うので、5〜10分、最大でも20分もあれば十分です。

新聞を読まなくても生きて行けますが、読むことを続ければきっと豊かで彩りのある生活を得られるし、それが将来何かの役に立つかも知れない。今度から学生にはこうアドバイスしようと思います。新聞はインターネットのニュースで代用できないと書きましたが、そのインターネットも、そしてTVのニュースも見ないというのはもうこれは論外です。

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April 01, 2008

シュモクゼミ

ニューギニアに取材に行かれている某写真家から貴重な写真が届きましたので御紹介します。なんと複眼がシュモクザメのように突き出しているセミです。このように複眼が離れている昆虫としてはショモクバエの仲間が有名ですが、セミでこのような種は全く知りませんでした。現地から、こんなセミに出会ったが御存知でしょうか?という問い合わせだったのですが、はじめセミだとは信じられませんでした。貴重な写真ですが許可を得て公開させていただきます。一体なぜこのように目が離れているのでしょうか。どうやらクサゼミの一種のようで、鳴き声は抑揚をつけながらビーン、ビーン・・・・と鳴くそうです。出現期が極めて限定的で、ほんの数日前から出始め、すでにピークになっているようです。


Shumokuzemi

先ほど某大学のセミ専門の先生にも画像を見ていただいたのですが、恐らく日本にいるイワサキクサゼミの属するMogannia属に近縁のShigatsu属の一種S. bakacicadaであろうということでした。

*尚、写真公開は2日のみ、という条件でしたので、2日後にこの記事は削除させていただきます。

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