ガラス細工
今年もハルゼミのシーズンになりました。早くも遅くもなく例年通りだと思います。写真は昨夜撮ったハルゼミのメス。ハルゼミに限りませんが翅が伸びたこの時が一番美しいときです(この写真はいま一つのできですが、御容赦ください)。今日は出勤途中にハルゼミの鳴き声も聞きました。マツ林から聞こえてくるダミ声は何とも暖かな春を思わせ、気怠く眠気を誘います。本州では梅雨入りまでのこの時期が一年で最もよい季節かもしれません。
寒い西条は、今でもまだ快晴の日の朝の最低気温は+3度ほど。こういう時は夜の9時過ぎになると10℃以下まで下がるのですが、一桁の気温では恐らく羽化は苦しいでしょう。羽化の観察に行くときには、気温の予報を調べてから行くようにしています。
これから6月中旬頃まで、広島のマツ林は賑やかになります。


Comments
ともさん、コメントありがとうございました。
東京周辺のハルゼミはかなり少なくなってしまったようですね。
関東地方の標高の低い場所でエゾハルゼミというのはちょっと信じがたいことですが、何か分かったらお教え下さい。
Posted by: Zikade(家主) | June 02, 2008 at 12:03 PM
蝉シーズンついに到来…と言いたいところですが、首都圏はやはりマツ林が少ないですね。そのせいかハルゼミの声を生で聞いたことはまだありません。
私が蝉を聴きに行くと言うと「まだ春なのにセミなんて」と言われる始末。私の知り合いでハルゼミを当初から知ってる人は一人もいませんでした。それも無理はないのかも知れないが…寂しいものです。
ですがマツ林のあるところはやはりあるもので、私の知るところで狭山丘陵の里山はそれなりの群生が見られます。同時にそれはハルゼミがいると見ていいようです。
丘陵内に野山北公園という広大な都立公園があります。そこの管理人さんに伺ったところ、ハルゼミがちらほら鳴いているという情報を頂きました。
ただし数は少ないようです。
ここでも松枯れがあったようで、かなりの本数が切られています。また、強風で倒れているのも時折見かけます。
棲んでいるものの残念ながらハルゼミには厳しい環境であると言えます。
話題は変わりますが、この丘陵にもエゾハルゼミが棲息してると聞きました。
標高もせいぜい140mくらいしかありませんが、どういうわけか棲んでいるそうです。しかも都内です。
噂を聞く以前より、確かにその場所で「エゾハルゼミがいそうな環境だな」と思ったことはありますが、本当なのでしょうか? 一年ごしで本当に気になっています。
今日はこれよりハルゼミ類探訪に向かいます。
何か見つかりましたら、また報告したいところです。
長文失礼しました。
Posted by: とも | June 01, 2008 at 05:20 AM
お返事、有り難うございます。ヒメハルゼミに関してですが、関東やその周辺の生息地はかなり局地的で、少なからぬ場所で天然記念物に指定されています。が、八王子の某所でこの蝉に接した時に思いました、多摩ニュータウンの造成、更にこの地域が開発される以前には、多摩丘陵にはアタリマエのように棲息していたのではなかろうかと。40年以上前のことですから、当時は蝉「ごとき」に関心を持つ人達は多くはなかったのではないでしょうか? 当然現在は八王子近辺でも生息地は限定されていますが、遡れば、ヒメハルゼミはこの地域でもそんなに珍しい種類ではなかったのかもしれないと想像します。
コドモの頃、図鑑でヒメハルゼミは天然記念物に指定されているということで特別扱いされており、そのイメージをずっと刷り込まれたままオトナになり、箱根湯本、早雲寺で初めて接しました。でも西日本では結構普通種に近い存在のようですね。
Posted by: Paczki | April 29, 2008 at 12:38 AM
コメントありがとうございます。
ヒメハルゼミの好むシイやカシ類は関東以西の森林の極相(あるいは潜在自然植生)といわれています。これは人が手を入れなければ、最終的にシイやカシの林になる、という意味です。恐らく日本列島に人類が棲みつく前までは、ヒメハルゼミはそれこそアブラゼミ並み(それ以上だろう)に生息していたのだろうと想像します。大昔からの原生林が残っている各地の鎮守の森に生息しているのがその証拠です。島状に取り残されて生き残っているわけでしょう。
それに対して、アカマツはやや乾燥した日のよく当たる場所に生え、大昔は山の尾根などのごく限られた場所にしか生えていなかったということです。つまり、シイやカシの原生林に人手が入り、いわゆる里山ができたことで、これだけアカマツ林が広がったのでしょう。ちなみに、広島でアカマツが多いのは、たたら製鉄が盛んに行われて、広葉樹が切り倒された後に生えたということのようです。
チッチゼミもそうですが、ハルゼミも典型的な里山のセミで、原生林に人手が入ったために多くなったのだと思っています。その里山の自然すら失われていったのが首都圏だと思います。関西圏は比較的里山が残っているようですが、怪しくなってきたのでしょうね。
Posted by: Zikade(家主) | April 28, 2008 at 11:59 PM
「はや蝉頃となりしか」、大関松三郎だったか、記憶に残る詩の一節です。尤もこれはニイニイゼミのようですが。
私にとっても「蝉の季節」はハルゼミから始まるのですが、皆様の早い情報を羨ましく思うばかりで、「蝉頃」を実感するまでには1ヶ月ほど待たねばなりません。しかし、西宮で過ごした中学時代を思い起こせば、GWに入った5月初めには某所で鳴き声を聞いた記憶があります。しかし、一昨年そこを訪れてみると、松林自体が、開発や植生の変化でほとんどなくなっており、全く声を聞くことができませんでした。
松林が全国的に姿を消しつつあります。それに伴い、ハルゼミの生息地も生息地が限定されていくようで、第二のヒメハルゼミにならないことを祈るばかりです。
昨年は伊良湖岬へ行き、大合唱に囲まれ、羽化したての雌にも遭遇しました。ニンフ。美しいものですね。
Posted by: Paczki | April 28, 2008 at 10:56 PM