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August 07, 2008

目撃頻度の違い

セミを観察する中で、イベントに出会うとすれば主に三つ。羽化、交尾、産卵でしょうか。もう一つ「鳴くこと」もありますが、これはその気があれば簡単に見られるのですが、上の三つに出会うことはそれに比べて難易度が高まります。

ざっと計算すると、仮にオス、メスの数をともにnとすると、羽化は2n回行われ、交尾はn回(メスは生涯に一回しか交尾しないと言われている)、産卵は一匹のメスが数回(平均k回としよう)に分けて行うのでk×n回ということになります。羽化はコツがわかると、日時と場所が限定されて出会おうとすればそれほど難しくありません。産卵も時間がかかることもあって比較的見るチャンスはあるのです(もちろん産卵しいてるのに、それと気づかないということはあるわけでしょう)。しかし、交尾を見ることは難易度が非常にあがります。セミの観察を続けていても滅多に見られず、私でも一夏に2,3回が限度です。たとえばクマゼミが比較的少ない所に住んでいるせいもあるのでしょうが、少なくとも最近数年間クマゼミの交尾を見た記憶がないのです。

クマゼミの交尾を見ていない(多分)のに、エゾゼミ、アカエゾゼミ、キュウシュウエゾゼミの交尾を見ていたり、生息地に行く回数が格段に少ないイシガキヒグラシ、タイワンヒグラシを複数回見ているということは、もしかすると種類によって交尾をする場所に違いがあって、目に触れやすさが(単に私の活動パターンかもしれない)違うのかもしれません。寝坊な私ですから、クマゼミの交尾は朝早くに行われるのでしょうか(クマゼミは6時頃には鳴き出しているわけで、可能性は非常に高い)。

そもそも交尾を見ようとすること自体、「悪趣味」なのかもしれません(苦笑)。

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Comments

コメントありがとうございます。

セミは近くに来る、自分と同等の大きさのものを仲間だと思う傾向がありますね。子供の時にミンミンゼミとアブラゼミを鉢植えの観葉植物にとまらせていたら、すぐに鳴きながら言い寄ったのをみて、驚いたのを覚えています。

家で羽化を観察しても、羽化自体がウソではないので、インチキではないでしょうね。

Posted by: Zikade(家主) | August 10, 2008 at 09:45 PM

言われてみれば、確かにセミの交尾はあまり見ないですね。雌が1回しか交尾しないとなれば、納得できることです。何度も長時間にわたって交尾するアカホシカメムシなんかとはえらい違いです。今日はアブラゼミの産卵を目撃しました。産卵中のセミは近寄ってもすぐには逃げないので、観察しやすいですね。羽化も野外ではあまり見たことはありませんが、地上に出てきた幼虫を採集すれば簡単に見られますね。でも、これはインチキかな?

Posted by: Ohrwurm | August 08, 2008 at 11:26 PM

なるほど、数学的に考察すると、交尾に遭遇する確率は低いのですね。私の子供の頃は、羽化には滅多に出会いませんでした。小学生の頃、林間学校で来宮へ行った際、始めて見て感動した記憶があります。羽化、交尾、産卵の中では最もドラマチックでしょう。今は夏休み、子供達に是非そんな「自然の神秘」を経験してもらいたいと思います。

蝉の交尾ですが、虫好きだった子供の頃は蝉のそれに限らず、しばしば目撃した記憶があります。だから特別に珍しいことだとも思いませんでした。オトナになってからは虫を観察しなくなったせいか、確かに目撃していません。却って哺乳類や鳥類のそれを見ることがありました。

ネットの影響か、改めて子供の頃の「蝉趣味」が復活しましたが、確かに交尾を見たのは一昨年だったか、千葉白浜でクロイワツクツクを観察した時だけだったように思います。よく観察すれば珍しい現象ではないのでしょうが……

子供の頃の記憶を書くならば、家の近所で2匹のニイニイゼミが今にも交尾に入らんとしていながら、なかなか交尾に至なかったので、ごうを煮やし、捕らえてみれば、両方♂だったということがありました。オトナになってからの近年の経験では、♂のミンミンゼミが♀のアブラゼミに迫る所を観察しました。人間はなまじ理性を持つが故に妙なことをしたりしますが、理性を持たない自然界の生物には、それなりの「ニアミス」があるのですね。

Posted by: Paczki | August 07, 2008 at 11:10 PM

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