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August 29, 2014

エゾチッチゼミ

2001年以来、13年ぶりに北海道にエゾチッチゼミを見に行きました(8/25-28)。どうしてもこの日しか日程が取れなかったのですが、今年は発生が早かったのか、すでに終盤で数もあまり多くありませんでした。特に鳴いているオスが少なく、ほとんど姿も見られずじまい。

それでも産卵のため降りてきていたメスを見ることができました。また、2001年当時はDATで録音したのですが、今回は半導体メモリーのデジタル録音機で再録音。鳴き声のピークは約10000kHzにあるため(体がチッチゼミより大きい分、音が低いのだろうか)、チッチゼミよりは聞きやすい音です。とは言っても近くでコエゾゼミが鳴いたらマスクされて全く聞こえず。家内には聞こえる音が聞こえないこともしばしば。

Ezochicchia
脱皮殻もすでに多くが落下したのか、2001年に比べてかなり少なめ。

Ezochicchif
林床の草の穂にとまるメス。時々木から飛び出して低空飛行して落下。このように草に這い上がってくるメスも。

Ezochicchif1
産卵中のメス

Ezochicchif2
同じ個体。こんどは裏に回って産卵。

Ezochicchif3
別個体。

この2頭はともに頭を下にして産卵していますが、なぜか多くのメスはこのように頭を下にして産卵することが知られています。

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Comments

Hokkaikaedeさん、コメントありがとうございました。日本セミの会会報の記録を見ても、いろいろ人に聞いても、九月いっぱい十分観察できるということを聞くのですが、少なくとも今年私が行った時にはすでに発生末期状態で、すっかり「黄昏て」いました。これが今年だけのことなのか、私は分からないのですが、13年前に訪れた時には8月20日前後でも盛んに羽化していました。来年以降も気をつけてみようと思います。

Posted by: Zikade(家主) | September 09, 2014 at 02:54 PM

エゾチッチゼミについて初めてお便りします。北海道に在住するセミ愛好者です。
「日本産セミ科図鑑」のCD音声のおかげで、今年初めてエゾチッチゼミの鳴き声を認識しました。あのCDがなければ、セミの鳴き声とは気付かずにいたかもしれません。この図鑑の音声情報はセミの鳴き声を知らせるために欠かせないものだと思いました。
エゾチッチゼミの鳴き声を聞いた場所は試験圃のある帯広市、7月29日午後3時半から4時です。図鑑の写真は隣の芽室町で8月18~19日だったのでこんなに早くから出るのかな、という感じでした。チッチゼミよりもかなり声が小さく、シシシシ・・・という感じで、車に乗っているとほとんど聞こえていないことも分かりました。試験圃の調査中に鳴き声に気付き、カラマツや五葉松の防風林のかなり高い位置で鳴いているようでした。鳴いたまま飛んで移動もするようで、とうもろこし畑にも飛来して鳴いていたので姿が見えるかと期待して近寄ったのですが、鳴いたまま遠ざかってしまいました。
出身地の名古屋ではチッチゼミも赤松が好きだった記憶があるので、エゾチッチもやはり松かと思っていたのですが、8月6日の調査の帰り道、畑脇の白樺防風林の方から沢山の鳴き声が聞こえ、低い位置にいた2♂を採集できました。このうちの1頭は手で摑んだ時の悲鳴音も通常の鳴き声とほとんど変わらず、車に戻るまでの間中、他の個体に混じって普通に鳴いているかのようでした。鳴き声のバリエーションが全くないセミは初めてで、いずれにしても、初めての採集はとても楽しいものでした。
採集したエゾチッチゼミは標本にしようと思いましたが、元気だったので寝室のコーヒーの木の枝にタマネギ袋をかけて放したところ、葉っぱの下側にもぐりこみました。翌日(8月7日)の夕方、6時過ぎに職場から帰ってきたら部屋の中でセミの声が・・・! 日中も、何回も鳴いていたそうです。
8月9日、部屋のエゾチッチは弱ってきたのか、鳴きませんでしたが、自宅の庭で作業をしていたら、午前11時ごろエゾチッチの鳴き声が・・・。うちの隣の公園の白樺で最初に鳴いたのですが、鳴いたままナナカマド、エゾイタヤ、白樺、白樺、と公園からうちの敷地内の木々を次々に渡り歩き、隣家の敷地の奥に飛び去りました。午後からも戻ってきて、エゾイタヤ、カラマツで鳴き渡って行きました。どうやら1個体のみが飛び回っていたようで、他の個体の鳴き声は確認できませんでした。鳴きながら飛翔する姿もしっかり目撃しました。
その後、帯広市のエゾチッチゼミは8月12日の調査時には鳴き声を確認しましたが、個体数は減っているようでした。8月29日と9月3日の調査時にはいずれも晴天でしたが鳴き声は確認できませんでした。チッチゼミは秋のセミという認識でしたが、エゾチッチはエゾやコエゾと同じく夏のセミのように感じました。

Posted by: Hokkaikaede | September 07, 2014 at 08:28 PM

こんにちは。コメントありがとうございました。

コエゾゼミはあちこちで鳴いてはいましたが、数は少なく密度も高くありませんでした。エゾゼミは極めて少なく感じました。エゾゼミ類は北海道に限らず、変動が激しいものです。広島も今年は大外れです。

Posted by: Zikade(家主) | September 03, 2014 at 11:57 AM

HP拝見しました。今年は終息が早いですね。
一昨年前まで、8月25日以降に
毎年出かけておりました。
いつもかなり個体数は多かったのですが。
ところで今年、コエゾは出ておりましたか。
それは貴重ですね。
今年の他の北海道各地はエゾ類は極めて少ないです。
昨年が多発生でしたのでその反動でしょうか。

Posted by: 安藤 | September 02, 2014 at 03:33 PM

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