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October 19, 2015

ハイレゾファイルを比較してみる

ハイレゾ音楽ファイルのダウンロード・サービスも次第に盛んになってきて、私もハイレゾ対応のWalkmanを購入したこともあって、いくつか購入してみました。

今回はその中で、最新のラトル/ベルリンフィルによるシベリウス交響曲全集と、インバル/東京都交響楽団によるマーラー・交響曲第6番について。シベリウス・交響曲第1番1楽章と、マーラー・交響曲第6番第1楽章の「音」を比較してみました。

まず、シベリウスの24bit192kHzWAVファイルの周波数分析。高域が50kHzまでは綺麗に、ほぼ単調に減衰しています。上限の96kHzまで目立った上昇がないので、これはおそらくリニアPCMで録音しているものと思われます。

192

比較のため、音声ファイルを24bit96kHzWAVファイルにダウンコンバートして分析したものが次の図。

96_2

次にマーラー。これは元々24bit96kHzで販売されているので、これを分析したものが次の図。2本の曲線のうち、下にあるピンクのものは無視して下さい。これをみると、30kHzから上昇していることが分かりますが、これは録音がSACD等と同じ、DSD方式で録音されたものをPCM方式に変換したことを示しています。

なお、低域はどちらも少なくとも20Hzまで伸びています。

Photo

ところで、これらの録音の24bit96kHzflacファイルをSONY・NW-ZX2 + XBA-A3で 聴いてみると、個人的にはベルリンフィルのシベリウスの方が自然に聞こえます。イヤホンで聞くので、どうしても頭の中に音が定位するのですが、シベリウスは奥行きが感じられ、管楽器は弦楽器の後方にあることが分かります。マーラーの方は、残念ながら奥行き感がかなり希薄。

シベリウスはライブ録音ということになっている(?)のですが、ノイズが無く、スタジオ録音(セッション)のように聞こえます。拍手もなし。恐らく、今まで録音されたシベリウス交響曲全集の中で最も録音の良いものの一つだと思います。シベリウスもマーラーも音の鮮度が極めて良く、特にシベリウスは弦楽器の擦れのような音、木管の柔らかな鳴りが素晴らしいです。シベリウスの 第6番交響曲の出だしなど陶然とするような美しさ。

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