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August 16, 2016

チッチゼミとエゾチッチゼミ

日本に生息するチッチゼミとエゾチッチゼミは共にチッチゼミKosemia属に属していて、近縁であることは当然ですが、最近までその生態はあまり知られていませんでした。特にエゾチッチゼミに至っては、2個目(!)の脱け殻(!!)が発見・採集されたのが1995年であり、まして羽化生態は謎のままだったのです。恐らく羽化の発見報告や羽化中の写真が撮られたのは2001年の私たち夫婦(^_^;)の記録が最初で、さらにその後も(私の怠惰もあって)放置され、ようやく2015年に幼虫の姿や羽化の様子が記録され(報告は今年)たという次第です。

もちろん、ここで言う記録とは、科学の世界における記録のことで、しかるべき雑誌などに報告・出版されることを意味していますので、生息地近隣にいるおじさん、おばさんが「そんな虫なら昔から見ている」と言うことはあり得ますが、「科学的」な意味では、エゾチッチゼミの幼虫を見たことがある人は、全国で数人程度だと思います。

ここに載せる写真は今年チッチゼミとエゾチッチゼミを撮った写真で、右半分が羽化直前の幼虫、左半分が羽化最終段階の写真です。ともに、上段がチッチゼミ、下段がエゾチッチゼミですが、縮尺は同じではありませんので、大きさを直接比べないで下さい。実際はエゾチッチゼミの方が大きいです。

上段のチッチゼミは左右は同じ個体♀ですが、下段のエゾチッチゼミは左右は別個体で、幼虫は♀、羽化している個体は♂です。

Photo

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